≪自己紹介≫
私は聖マリアンナ医科大学のリウマチ・膠原病・アレルギー内科に所属し、診療や教育に携わって参りました。現在も大学で外来診療にあたっております(毎週水曜日)。リウマチ科領域は近年の医療の進歩に伴い、診断や治療体系が劇的に変化しております。今後も大学での医療に携わりつつ、医療を当院でも提供して参りたいと考えております。
2012年の開院当初、この地域にはリウマチ性疾患を診る病院や診療所は既にあったことから、内科疾患を中心に診療を行いながら少数のリウマチ性疾患を診ていくであろうと想定しておりました。ところがふたを開けてみると、その半数以上がリウマチ・膠原病の患者さんという状況です。
ここから分かったのは、この地域にもまだまだ病状に悩まれている多くのリウマチ性疾患患者さんがいらっしゃるという事でした。新規発症の方はもちろん、既に治療を受けられている方も何らかの不安を訴えて来院されます。いずれにしても当院に来院される患者さんが少しでも良くなるよう、できる限り私の力を尽くしていきます。
また来院される患者さんには、既にかかりつけがあっても紹介状がないケースが少なくありません。おそらく先生に言いづらいなどが主な理由でしょう。もちろん過去の経過や情報がわかりますので、紹介状はあるのが望ましいです。しかしながら、紹介状がない場合でも患者さん自身から情報をいただき、できる限りより良い医療の提供を目指します。
現在既に内科や整形外科等に通院中の方も、それら病院や診療所と連携し、リウマチ診療のみ当院で診療を行い、他疾患やリハビリなどに関して引き続きかかりつけの先生に行っていただくのも、全く支障はありません。むしろ理想の形ではないかと考えております。
当院で行う関節リウマチ治療に関してですが、経口抗リウマチ薬から全種類の生物学的製剤を含めた治療まで、必要に応じ大学との連携をとりながら、保険治療で行えるすべての医療を提供致します。リウマチ治療は副作用管理が非常に重要ですので、採血・採尿・レントゲン等、定期的に施行させていただきます。私は治療を押し付けるのが嫌いですし、リウマチ性疾患は患者さんの理解とやる気が非常に重要ですので、会話の中で患者さんの希望や目標を設定し、患者さんと一緒に早期の寛解や低疾患活動性を目指したいと考えております。
また内科に関してですが、リウマチ膠原病は全身のあらゆる臓器が冒されうるため、今まで内科疾患全般に関しても治療に携わって参りました。実際、大学病院以外の一般病院では、一般内科医としても勤務してきました。ですから内科疾患全般に関し、お気軽にご相談ください。当院の特徴として、千葉大学総合診療部にて総合内科診療に携わってきた副院長による一般内科診療や禁煙外来、順天堂大学代謝内分泌内科学の講師による糖尿病および甲状腺疾患の診療も行っております。詳細は医師の紹介や診療案内の欄をご参照ください。
私が大学や他院の外来で不在時も、日本リウマチ学会認定の専門医または指導医が診療にあたっております。医師同士の連携も緊密で、自由診療も容易です。
患者さんのお役に立てるよう励んで参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。